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こんぴら歌舞伎 [おでかけ]

行ってきました!「第22回四国こんぴら歌舞伎大芝居!」

昨日はあいにくの雨でしたが、3:30に起きて4時過ぎに出発。

7:30の宇高国道フェリーに乗って高松へ。

 

会場である金丸座へ続く道すがらも、のぼりがはためいていて情緒たっぷりです。 

 

  

興奮しながらいざ中へ。趣のある建物に提灯の明かりがキレイ。

 

   

   

 

私達は、1番前の向かって花道右横の2人席の枡でした。

席に行くには横にめぐらされている木枠の上をえっちらと渡っていきます。

傘と靴とお弁当とかばんを両手に持ちながら、バランスをとって摺り足で。

(途中で落ちてしまうおばさまもいました)

着物姿のおちゃこさんが案内をしてくれます。(地元の友達によると、

このおちゃこさんのバイトはすごく人気が高くて、なかなかできないそうです)

荷物を置いてなんとか座る場所を確保します。

目の前が舞台!まさにかぶりつき!

 

   

 

・・・でも舞台の上に置いてある照明が邪魔でちょっと見えにくい・・・。

実際役者さんが座ったり寝たりすると正座をして首を伸ばさないと見えない状態でした。

でも!息遣いや目の動き、すべてを近くで見ることができて、すごくよかった!

一幕目は「仮名手本忠臣蔵」。

予習もしてきたし、台詞回しも聞き取りやすかったので、たっぷり楽しめました。

なによりも市川海老蔵。正直言って今まで大河ドラマやお茶のCMなんかを見ていて、

あんまり好きじゃなかったのですが、歌舞伎役者としての彼を初めて見て、

あまりの色っぽさにがつーんとやられました。今までゴメンナサイ。

きっと遠い席だったら、海老蔵が最後に涙を流していたのは気付かなかったんじゃないかなぁ。

ちょっと得した気分。

 

幕間はお弁当タイムです。一応ご当地ものということで高松駅で駅弁を買ってみました。

お遍路弁当と、飯たこ弁当(季節限定)。なかなかおいしかったです。

 

   

 

二幕は「浅妻船」「まかしょ」。変化舞踊です。

坂東三津五郎が汗を光らせて踊っていたのが印象的でした。

変化を手伝う人(黒子じゃないよね…)の動きもよく見えて、

「おっ、袖の中の紐を引っ張ったぞ」なんて思いながら観てました。

 

こんぴら歌舞伎はここでしか味わえない独特の雰囲気があります。

江戸時代はこんな風に歌舞伎を楽しんでいたんだなぁと、

隙間風にふるえながら思うのでした。粋ですなぁ。

 

おまけ。お土産にもらったものと、やっぱり買っちゃうてぬぐい。

 

    

 

もっとおまけ。金丸座に行く商店街にあった気になる看板。

洋食から和定食からうどんまでなんでも食べられる食事処のようでした。

 

 

余談:歌舞伎のあと、高松の友達のところへ遊びに行って、すっかり長居してしまい、

帰ったら4時過ぎでした。食いっぱぐれたいわしくん。

 

    すまん!


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コメント 7

stella

いい小屋ですね。
きっと江戸時代は庶民の憩いの場所だったのでしょう。
朝が早くて、寝なかった?
by stella (2006-04-16 18:01) 

鰯母

stellaさん
車中&船ではぐっすり…(笑)
歌舞伎中はあまりの迫力に眠気は吹っ飛んでました。
あ、でも二幕の舞の時はちょっと危なかったです。
by 鰯母 (2006-04-16 23:45) 

sumire

わ〜すごいすごい!!
写真も良く撮れていて伝わりましたよ!
私も、海老蔵さんあのゴタゴタ問題からちょっと苦手だったのですが
きっとお芝居を生で観ると格好良さが分かるんだろうな〜と思いました。
それにしても、『ハニー雷蔵』気になりますね〜!
あらら、いわしくん絶食だったのね。
by sumire (2006-04-17 00:33) 

わ~金毘羅歌舞伎良い感じですね!海老蔵、私は運良く襲名披露の時友達からチケットが回ってきて「助六」見れたんですが素晴らしかった~。鰯母さんと同じでそれまではちょっと「けっ」って思ってたんですが(笑)すっかりファンになりました。
by (2006-04-17 13:44) 

鰯母

sumireさん
写真大丈夫でしたか?結構暗かったのと狭かったのとで
なかなかうまいこと撮れなかったーと思っていたので、
そう言っていただけるとうれしいです。
生海老蔵、かなりいいです。ぜひご覧ください。
うさぎは犬みたいに主張しない分、楽といえば楽ですが、
やっぱり気が引けますです。

まころんさん
まころんさんもご覧になりましたか!生海老蔵!
歌舞伎やってるときは全然違いますよね。
私も「けっ」から「あら♡」に変わってしまいました~。
by 鰯母 (2006-04-17 17:02) 

鯉三

いやー、舞台の緊迫した雰囲気が伝わってきました。
本来、歌舞伎とはこういう雰囲気で楽しむものですよね。

>なによりも市川海老蔵。正直言って今まで大河ドラマやお茶のCMなんかを見ていて、あんまり好きじゃなかったのですが、歌舞伎役者としての彼を初めて見て、あまりの色っぽさにがつーんとやられました。

こういう「色っぽさ」に触れるのは、舞台ならではのものだと思います。

鰯母さん、もっと余韻にひたられたかったのでしょうね。
でも、いわしくんもやっぱり寂しいよね(?)
by 鯉三 (2006-04-18 03:16) 

鰯母

鯉三さん
なかなか貴重な体験をさせてもらいました。
椅子ではなく床に座るというのも舞台との距離が近く感じる
理由の一つでしょうか。
家に帰れば余韻はどこへやら、現実が待っていました(笑)
by 鰯母 (2006-04-18 17:27) 

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